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大腸ポリープ・大腸がん

大腸ポリープ

大腸ポリープの種類

大腸ポリープの種類大腸ポリープとは、大腸の粘膜にできるいぼ状のできものの総称です。便宜上、平べったいものも通称としてポリープ、と呼ぶことが多いです。
大きく、腫瘍性ポリープと非腫瘍性ポリープに分けられます。

腫瘍性ポリープ

腺腫、そしてがんがここに分類されます。腺腫は「前がん病変」とされ、将来的ながん化のリスクがあります。
大腸ポリープのうち、腺腫は特に切除が推奨されるポリープです。がん化のおそれのあるポリープを切除しておくことは、大腸がんの予防につながります。大腸ポリープ(腺腫)を摘除することで大腸がんにかかる数を76-90%減らせること、さらには大腸がんによる死亡を53%減らせる、という海外の有名な研究があります。

非腫瘍性ポリープ

過形成性ポリープ、炎症性ポリープなどがここに分類されます。
このうち、過形成性ポリープの一部は、がん化のおそれがあることが知られています。特に、大きなもの、右側の結腸にあるものは注意が必要です。がん化のリスクが懸念される場合には、大腸カメラ検査で発見次第、切除が推奨されます。
炎症性ポリープについては、がん化のリスクはほぼないと言われています。

大腸ポリープの主な症状

大腸ポリープの主な症状
  • 血便

  • 便潜血検査で陽性

  • 腹痛、下痢

  • 腹部膨満感

小さなポリープについては、一般的には自覚症状はありません。大きくなると、上記のような症状が現れることがあります。

大腸ポリープが何ミリで大腸がんリスクが高くなる?

大腸がんは、10mm以上になると特にがん化のリスクが高くなります。
また腺腫のうち、25%以上が絨毛構造になっている絨毛状腺腫、異常な構造を持つ高異型度腺腫もがん化のリスクが高くなります。ポリープのタイプを内視鏡検査や病理検査で判断し、大きさも判断した上で、がん化のリスクがあるものについては積極的に切除していきます。

大腸ポリープの検査

便潜血検査

便潜血検査便潜血検査で陽性判定が出て、大腸カメラ検査で調べてみると大腸ポリープが見つかるということがあります。
ただ、大腸ポリープは必ず出血を伴うとは限りませんので、便潜血検査で陰性判定であっても、大腸カメラ検査で大腸ポリープが見つかることがあります。

便潜血検査の
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大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)

大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)肛門から内視鏡を挿入し、直腸・大腸の粘膜を観察してポリープの発見につなげます。便潜血検査と比べると、より正確に診断することができます。切除したポリープや採取した組織を病理組織検査で調べれば、確定診断ができます。

大腸カメラ検査の
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当院では日帰り大腸ポリープ切除手術に対応

当院では日帰り大腸ポリープ切除手術に対応当院では、大腸カメラ検査で見つかった大腸ポリープをその場で切除する「日帰り大腸ポリープ切除手術」に対応しております。
がん化のおそれがあるポリープを切除しておくことが、大腸がんの予防につながります。

大腸ポリープ切除の
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大腸がん

大腸がんについて

大腸がんについて2019年のがんの罹患数の統計では、直腸がんを含む大腸がんの罹患者数が男性・女性とも2位、男女合計で1位となっています。つまり大腸がんは、日本でもっとも多くの人が罹患する(なる)「がん」だと言えます。
他のがんと同様に、早期であればあるほど予後が良くなり長生きできる可能性が高くなります。また早期の大腸がんであれば、低侵襲の内視鏡治療で完治させることも可能です。
 また、内視鏡治療で済んだ場合には、入院期間も比較的短く、体への負担も少なく、費用も比較的低額となり、仕事やご家族への影響や負担も比較的少なくて済みます。一方で進行した状態で見つかれば、治療方法も外科的手術や化学療法(抗がん剤)などが必要となります。その場合、入院期間・体への負担・費用・仕事やご家族への影響、などいずれも大きくなると言えます。
 ですから、①長生きできる、②治療による影響や負担が少なくて済む、という理由から、早期に発見することがとても大切です。
一方で、大腸がんには自覚症状に乏しいという特徴があります。何らかの症状に気づいた時はもちろんですが、便潜血検査で陽性だった方、大腸がんリスクの高い方は、当院にご相談ください。
ちなみに和歌山・大阪は大腸がん検診の受診率が全国に比べて低いので、是非検診を受けて頂き、ご家族にもおすすめ頂ければと思います。(2019の大腸がん検診受診率:全国は44.2%、和歌山36.9%、大阪37.8%。出典:がんの統計2023)。

大腸がんのリスク因子

動物性脂肪や加工肉の摂り過ぎ、野菜・果物や食物繊維の不足、運動不足、肥満、遺伝、アルコール・煙草などがリスク因子として挙げられます。
また、潰瘍性大腸炎やクローン病の人、40歳以上の人、大腸がんの家族歴がある人は、そうでない人よりも大腸がんのリスクが高くなります。

大腸がんの初期症状や気づくきっかけ

大腸がんの初期症状や気づくきっかけ早期のうちは無症状ですが、進行すると以下のような症状が現れることがあります。

  • 血便

  • 下痢、便秘

  • 便が細くなる

  • 便が出づらい、残便感

  • 腹痛、腹部膨満感、腹部のしこり

  • 体重減少

  • 貧血

  • 嘔吐

盲腸、上行結腸、横行結腸などにできるがんは、進行してもほとんど症状が現れないことがあります。

大腸がんの検査

大腸がんの検査大腸がんが疑われる場合には、大腸カメラ検査を行います。
肛門から内視鏡を挿入し、直腸、大腸の粘膜を観察します。組織を採取して病理検査を行ったり、がん化のおそれのある大腸ポリープを切除したりすることも可能です。

大腸カメラ検査の
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日帰り大腸ポリープ切除手術に対応

日帰り大腸ポリープ切除手術に対応当院では、小さなポリープでしたら大腸カメラ検査の際に発見次第、その場で切除するということが可能です。これにより、再度病院等を受診してポリープを切除してもらうという必要がなくなります。

※大きなポリープであったり、患者様の全身状態によっては、高次医療機関へとご紹介することがあります。

大腸ポリープ切除の
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